上越新幹線で移動中にパソコン作業やオンライン会議をしたい人が増えています。
一方で普通の指定席だと通話に気を使い、デッキへ移動して集中が切れることもあります。
そこで選択肢になるのが、仕事や勉強のしやすさを前提にした「トレインデスク」です。
この記事では、上越新幹線のトレインデスクの対象列車、予約方法、使い方のコツまで整理します。
ルールや対象日があるため、予約前に要点だけ先に押さえておくと失敗しにくいです。
上越新幹線のトレインデスクは9号車の普通車指定席
上越新幹線のトレインデスクは、対象日に設定される「9号車」の普通車指定席として販売されます。
対象列車と設定日
JR東日本の案内では、TRAIN DESKは平日のみ実施で、土休日と最繁忙期は対象外とされています。
最繁忙期の具体例として、4/27〜5/6、8/10〜8/19、12/28〜1/6が示されています。
上越新幹線では「とき」「たにがわ」に設定され、普通車全車自由席の列車などは除外されます。
条件は時期や列車で変わることがあるため、予約画面で「指定席 TRAIN DESK」表示を確認するのが確実です。
追加料金はかからない
TRAIN DESKは普通車指定席の枠で提供され、利用のための追加料金は不要と案内されています。
購入時は「TRAIN DESK」の指定席特急券を選んで確保するだけで、料金体系は普通車指定席と同じ考え方です。
出張の予算を増やさずに作業環境を整えたい人には、この点が大きなメリットになります。
座席で通話やWeb会議ができる位置づけ
JR東日本の資料では、TRAIN DESKは座席でのWeb会議や通話も可能な、仕事や勉強をする人優先の普通車指定席とされています。
普通車指定席の中でも「通話を完全に禁止する静寂車両」ではなく、仕事の通話が起きる前提で設計された考え方です。
ただし周囲の迷惑になる大声の通話や談笑は控えるよう、公式FAQでも注意喚起があります。
上越新幹線では9号車に設定される
E7系の上越新幹線ページでは、平日(土曜、休日、最繁忙期を除く)の9号車がTRAIN DESKになる旨が明記されています。
同じ列車名でも号車の指定席・自由席の割り当てが変わることがあるため、座席種別の表示で判断します。
「9号車だから必ずTRAIN DESK」と決め打ちせず、予約時の座席種別を優先してください。
向いている人の目安
移動中にノートPCを開いて資料作成を進めたい人は、トレインデスクの恩恵が大きいです。
TeamsやZoomなどで短時間の会議を入れたい人も、デッキ移動のロスを減らせます。
受験勉強や資格学習など、周囲の会話が気になる場面でも「作業優先」という前提が安心材料になります。
逆に、家族旅行で会話を楽しみたい場合は通常車両の方が気兼ねが少ないこともあります。
結論としての使い分け
上越新幹線で「車内で作業すること」が目的なら、まずトレインデスクを第一候補にすると合理的です。
一方で対象日が平日に限られるため、土日移動なら通常の指定席やグリーン車に切り替えるのが現実的です。
予約手順はえきねっとで完結でき、座席種別に「指定席 TRAIN DESK」が出る経路を選ぶのがポイントです。
予約と購入の手順を迷わず進める
トレインデスクは、通常の指定席と同じく「座席種別の選択」で取りにいくのが基本です。
えきねっとでの基本手順
公式の購入ガイドでは、えきねっとで経路検索し、空席状況に「指定席 TRAIN DESK」が表示される経路を選ぶ流れが示されています。
手順を短くすると次の通りです。
- 乗車駅と降車駅を入力する
- 乗車日時と人数を入力する
- 経路候補から「指定席 TRAIN DESK」表示のあるものを選ぶ
- 座席の種類でTRAIN DESKを選択して申込む
- 内容確認後に購入手続きを完了する
購入方法ごとの違い
TRAIN DESKはえきねっとのほか、指定席券売機やみどりの窓口でも購入できると案内されています。
忙しい人ほど「どれが早いか」を把握しておくと迷いません。
| 方法 | えきねっと/指定席券売機/みどりの窓口 |
|---|---|
| 強み | えきねっとは空席比較が速い/券売機は当日でも動ける/窓口は相談しやすい |
| 弱み | えきねっとは操作に慣れが要る/券売機は混雑しやすい/窓口は待ち時間が読みにくい |
| おすすめ | 事前予約はえきねっと、直前の確保は券売機、条件が複雑なら窓口 |
発売開始前なら事前受付が出ることがある
えきねっとの案内では、発売開始前の期間は自動的に「事前受付」になる場合があるとされています。
出張が毎月決まっている人は、発売開始のタイミングを意識して申し込むと取りやすくなります。
希望が複数あるなら、同条件の別便も候補にしておくと失敗しにくいです。
おトクなきっぷ利用時の注意
えきねっとのFAQでは、一部のおトクなきっぷの指定席としてはTRAIN DESKを選べない場合があると説明されています。
その場合は、おトクなきっぷを発券した上で、指定席券売機やみどりの窓口でTRAIN DESK指定席を申し込む案内があります。
手元のきっぷの種類によって動線が変わるため、出発当日に慌てないよう事前に確認しておくと安心です。
車内で仕事しやすい環境を整える
座席を確保したら、あとは「電源」「通信」「姿勢」を押さえると作業効率が大きく変わります。
電源はE7系なら全席にコンセントがある
JR東日本のE7系案内では、普通車にも全座席分のコンセントを設けていると説明されています。
上越新幹線はE7系で運転されることが多いため、PC作業の前提として電源を確保しやすい路線です。
ただしケーブル長が足りないと取り回しが悪くなるので、短めの延長やL字端子なども相性が出ます。
Wi-Fiは車内表示に従って接続する
JR東日本は無料公衆無線LAN「JR-EAST FREE Wi-Fi」を提供しており、対象車両にはステッカー表示があるとしています。
接続の流れをシンプルに整理すると次の通りです。
- 端末のWi-Fi一覧から「JR-EAST FREE Wi-Fi」を選ぶ
- 案内ページを開いて登録手続きを進める
- メールアドレス登録など所定の手順を完了する
- 通信が安定しないときはモバイル回線へ切替える
持ち物の優先順位を決める
移動中の作業は「忘れ物」と「取り回し」で集中が切れやすいです。
最小構成でも困らないよう、出張バッグの中身を固定化すると楽になります。
| カテゴリ | 必須アイテム例 |
|---|---|
| 電源 | 充電器/USB-Cケーブル/モバイルバッテリー |
| 入力 | 薄型マウス/イヤホンマイク/キーボードは好みで |
| 視線 | PCスタンドは省スペース型/ブルーライト対策は必要に応じて |
| 雑音 | ノイズキャンセルイヤホン/耳栓は予備 |
姿勢と画面の角度を先に決める
新幹線のテーブルは安定していますが、高さが固定なので姿勢が崩れやすいです。
最初に背もたれの角度と肘の位置を決めると、肩と首の疲労が減ります。
会議がある日は、目線が下がりすぎないようPCスタンドを使うと見え方が整います。
トレインデスク利用時のマナーと注意点
トレインデスクは「作業優先」の前提がある分、周囲への配慮がそのまま快適さになります。
大声の通話や談笑は控える
JR東日本のFAQでは、仕事や勉強をしている人の迷惑になる行為として、大きな声での通話や談笑、大きな音を出すことを控えるよう記載があります。
オンライン会議が可能な席とはいえ、声量を一段落とすだけで周囲のストレスは大きく減ります。
マイク付きイヤホンを使い、口元を手で覆うだけでも体感の音量は下げられます。
避けたい行為を短く整理
どこまでOKか迷いやすいので、避けたい行為を具体化しておくと安心です。
- スピーカー通話や外放しの会議音声
- 必要以上に長い雑談通話
- 座席を回転しての対面利用
- 大きなキーボード打鍵音を続ける
- 香りの強い食事をゆっくり広げる
混雑しやすい日程を回避する
トレインデスクは対象日が限られるため、出張が集中する平日は早めに埋まりやすいです。
「取れる前提」で動くより、代替案を持っておくと予定が崩れません。
| 状況 | おすすめの動き |
|---|---|
| 平日朝 | 早めに予約し、取れない場合は通常指定席+デッキ通話に切替 |
| 平日夕方 | 会議があるならトレインデスク優先、なければ自由席でも可 |
| 最繁忙期 | 対象外なので、通常指定席やグリーン車を先に押さえる |
旅行利用でも使えるが静かさは守る
JR東日本は、休息や食事など仕事や勉強以外の利用も可能としつつ、迷惑となる行為は控えるよう案内しています。
つまり旅行で利用しても問題はありませんが、車内の雰囲気は「会話少なめ」になりやすいです。
会話を楽しみたいなら通常車両、静かに移動したいならトレインデスク、と目的で分けると納得感が出ます。
トレインデスク以外の選択肢で快適にする
対象外の日や満席のときでも、上越新幹線で作業時間を確保する方法はあります。
グリーン車を検討する
会議が長い日や荷物が多い日は、スペースの余裕が集中力につながります。
トレインデスクほど「通話前提」の打ち出しはありませんが、周囲の距離がある分、声量を抑えれば実務上は回しやすい場面もあります。
予算が許すなら、重要案件の日だけアップグレードする運用も現実的です。
自由席で作業するなら準備を徹底する
自由席でも作業はできますが、席が選べないと効率が落ちます。
自由席での現実的な対策をまとめます。
- 早めに並んで窓側を狙い、荷物の動線を確保する
- 通話がある日はそもそも自由席を避ける
- 短時間タスクだけに絞り、重い会議は入れない
- イヤホンとテザリングを前提にして切替を早くする
デッキ通話と使い分ける
どうしても普通車で通話が必要なら、短時間だけデッキに移動するのも手です。
ただし移動の度に集中が切れるので、会議回数が多い日はトレインデスクの価値が上がります。
会議が1回だけなら通常指定席、複数回ならトレインデスク、という分け方は実務的です。
料金と快適性を整理して選ぶ
最後に、選択肢ごとの特徴を短く比較します。
| 選択肢 | トレインデスク/通常指定席/グリーン車 |
|---|---|
| 料金感 | トレインデスクは追加料金なし/通常指定席は標準/グリーン車は上位 |
| 通話のしやすさ | トレインデスクが最適/通常指定席は配慮が必要/グリーン車は距離で調整 |
| 確保のしやすさ | 平日限定で席数も限る/通常指定席は選択肢が多い/グリーン車は空きが残ることも |
移動時間を仕事時間に変えるための要点
上越新幹線のトレインデスクは、平日の対象列車で9号車に設定される普通車指定席です。
追加料金なしで選べる一方、土休日と最繁忙期は対象外なので、日程次第で代替案も用意します。
予約はえきねっとで「指定席 TRAIN DESK」表示の経路を選ぶのが最短ルートです。
当日は電源とWi-Fiの準備を整え、声量と音量の配慮を徹底すると、車内の生産性が一段上がります。
重要な会議がある日は、席の確保を最優先に動くことが結果的に最もコストを下げます。

